骨盤臓器脱、
男性よりも女性の方がこの病気については
「ピン!」
とくる人は多いはずです。
本来、骨盤の内側の臓器は骨盤底筋と呼ばれる筋肉によって常に支えられています。
しかし出産・閉経・加齢により、
骨盤内臓器をハンモックのように支えている骨盤底筋群が徐々に弛緩し、
支えを失った膀胱や子宮、直腸が腟から突出することがあります。
これらを総称して「骨盤臓器脱」と呼ぶそうです。
骨盤臓器脱(性器脱)には落ちてくる臓器によって、
尿道脱
膀胱瘤(膀胱脱)
子宮脱
小腸脱
直腸瘤と、さまざまな形態があります。
そして私が驚いたのは、
またお腹に力が入ったり咳やくしゃみをするとおしっこがもれるという
「腹圧性尿失禁」もこの仲間に入るのだそうです。
こうした骨盤臓器脱に悩む人は大変多いそうで、
なんとアメリカ人女性では10人に1人が
一生のうちに1回は骨盤臓器脱で手術を受けるのだそうです。
「骨盤底筋群が弛む」という事が原因として言われますが、
そもそも骨盤底筋群が弛んでしまうのはなぜか?
これは多くが出産が契機になっているという事だそうです。
出産時、女性の骨盤は大きく変化し、出産後ゆっくりと元に戻ってゆきます。
戻る特に、無理をしすぎたりすると、うまく戻ってくれず、
結果として骨盤底筋群が弛むのだそうです。
であれば、先に骨盤の調整をするのが重要なポイントだと思います。
なお、子宮脱で子宮摘出を勧められる人がいるそうですが、子宮を摘出しても骨盤臓器脱は良くなる可能性は低そうです。。。。
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